私事になりますが、小生、75歳になって半年が過ぎ、いつしか病院通いも増えてきているような日々であります。
30歳までは、ひどい頭痛持ちで、その他にも、年がら年中風邪気味だったり、原因不明で身体が動かなくなったり、声が出なくなったりと、病気の宝庫のようなありさまでした。
それが学びに集うようになってからは嘘のように病気知らず、病院とはまるで縁のないような生活で、45年以上、ここまで無事に過ごさせていただきました。
たしか京都の鷹峯で少人数セミナーがあった時のことだと思うのです。このときは田池先生と塩川香世さんによる分散瞑想会。田池先生の部屋と塩川香世さんの部屋とを行ったり来たりしながら瞑想をするのですが、小生が塩川香世さんの部屋に、みんなより少し早く入ったと思ってください。塩川さんが何げなく小生に「田池先生が、桐生さん、あと5年や言うてはったよ」と衝撃の一言。といってあまり衝撃にも感じず「そうですか」と頼りない返事を返したと思っています。
あとで女房が、田池先生に尋ねたところ、「あと5年で死ぬということじゃなく、しっかり働けるのが後5年やいうことや」という返事だったそうです。
これが2014年の年末のことですから、5年というと「2020年までは、せいぜい頑張れるなあ」ということで、今まで来ましたが、気が付けば2023年9月・・・3年も猶予をいただき働かせていただいたことになります。
というのも、ひょんなことからCTR検査を受けることになり、喉のところ、甲状腺に影があるというので、今度はエコー検査をしていただき「やっぱり2cm大の影があるわ」ということになりました。良性か、果たして悪性か、あとは専門病院で検査ということで、ある医師の先生からも「神戸の隈病院がいい」と勧められ、大和高田市立病院と、この病院を勧めていただいた医師の先生からも紹介状をいただくことになった次第です。
前振りが、ずいぶん長くなってしまいましたが、そんなわけで自分の仕上げの仕事と思っている「Taike Tomekichi part.3」も、なんやかやで延び延びとなり、目標の秋には無理で、年内にはということになりそうな次第であります。(「未完の対局」はたまた「未完成交響曲」には、ならない予定であります。)
日常の業務は、小東めぐみさんや、長男の紘次も頑張ってくれていますので、何も心配はないのですが、小生、そんな次第で何かと留守がちになり、ユーザーの皆さんにご迷惑をおかけすることがあるやも知れません。
・・・ということでユーザーの皆さんには、大げさにならない範囲で、お知らせしておいたほうがいいかな?なんて思い、個人の健康状態のことで大変恐縮に思うのですが、とりあえず書かせていただいた次第であります。