また「イルカ」は英語でドルフィン、その語源はお母さんの子宮ということになり、母親のぬくもりを忘れず、ゼロ歳の自分を思い出そうという意思表示でもあります。
また下世話な話ではありますが、「碇」と「イルカ」を組み合わせた出版社のロゴは、印刷術の草創期、出版史に金字塔を打ち立てたベニスの出版人アルドゥス・マヌティウスが開いた印刷所のロゴでもあります。
彼のモットーである "Festina lente"(悠々として急げ)を具現化したのが、碇にイルカが巻き付いた「アルダス社」のロゴになるわけです。UTAブックでは、アルドゥスに敬意を表し、その意匠のみ拝借することにしました。